（JAZZ） Incognito「Beneath The Surface」

アシッドジャズバンドの大家であるインコグニートです。
1981年に結成されてから、もう30年以上のキャリアを持ちます。

今回の「Beneath The Surface」は彼らの6枚目のアルバムです。

アシッドジャズはアップテンポな曲が多いというイメージを持っていたのですが、このアルバムはなかなか落ち着いた雰囲気です。

ダウナー系というほどではありませんが、一日の中では黄昏時のような少し寂しげな曲調が好ましいです。

タイトル曲の「Beneath The Surface」はソウルかR&Bの名曲を聴いているかと思うような、メロウな名曲。
「A Shade Of Blue」「Misunderstood」も気持ちを落ち着かせてくれました。

今作は女性ボーカルのメイザ・リークの復帰作であるそうですが、メイザの他に男性ボーカルも加わっています。個人的にはメイザの声が曲の雰囲気と合っているように思えますね。

「She Wears Black」なんかは、おお、ジャズだ！と思わせてくれる演奏で、何回も聴き返しましたね。

ということで、落ち着いた感じのアシッドジャズが聴きたいなという場合はこのアルバムをおススメします。
インコグニートの初期の作品は、今では結構安く入手できますので、私もいろいろ聴いてみているところです。