2021/06/13
価格 | 1,430円 |
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Contents
概要、解説
作・絵:ヒド・ファン・ヘネヒテン、訳:松永 りえ「おむつのなか、みせてみせて!」という本についてご紹介します。
この絵本はストーリー仕立てにもなっていて、さらに仕掛け本でもあり、最終的にはおむつをとるための助けにもなるというなかなかいろいろ詰め込んできている本なのですね。
内容は好奇心旺盛なねずみくんが、ともだちのうさぎくんやこいぬくんや、やぎちゃん、こぶたくんといった動物の子ども達に、おむつの中身を見せてほしいと頼んで実際に見せてもらうというものです。みな同年代のようで、それぞれがおむつをしているという設定。
おむつの部分が仕掛けになっていて、めくるとおむつの中身が見えるようになっています。読み進めながらおむつの中身のくだりでちょうどおむつの部分をめくってやることになるわけですね。
うちで使用してみての感想
もともとは妻のご友人が出産祝いにくれた絵本で、対象年齢が2歳頃からとなっていました。うちの子どもはもうすぐ2歳になる時期で、保育所でも絵本に興味を持ち始めているようでしたので、いよいよ読み聞かせのフェイズに入ったという気がしたため、お披露目に。
実を言うとそれまでも本棚には置いてあったのですが、我が子が読んでいるのを見たことがありませんでした。しかし一度読み始めると急にブームが来たようで、これを書いている昨今も毎日のように読んでくれと頼まれます。
当然のごとくおむつの中にはうんちがあるのですが、それが動物によってちょっとうんちの様子が違っているわけです。小さなものが複数だったり、うずまき状だったり。
この主人公のねずみくんですが、こぶたくん辺りのうんちに対してはちょっと嫌みのように「うわあ」とか「ちょっとにおいがしたもんね」とか、グサリとくるような一言を付け足していて友人関係が心配です。
題材がうんちであるだけに、家族で食事をしているときにも子どもがその場を離れて本棚からこの本を持ってくると悩みどころです。読まないと怒って泣いてえらいことになるので自分は食事を中断して読みきかせるのですが、食べながら排泄の話をするというのも子育て時に特有だなあと思いながらやっています。
ねずみくんのおむつは空っぽ、というところから結末へとつながっていくのですが、何度も読んでいると変化をつけたくなって、「おむつの中が空っぽだ」という台詞の箇所でおむつの仕掛けをバタバタさせながら「かかかか空っぽ、かかかかか空っぽだ」とか壊れたように読んでみたところ、これが子どもに大受けして楽しみにされるようになりました。
本筋とは違うところで盛り上げてどうするんだとも思いますが…たまに妻からはやめろといわれます。