なくしたものを探して〜とりあえずやってみました

体験主義で、実際に体験した内容と、実はよく知らないので人に聞くのが恥ずかしい、という内容について調べてみたことをもとに書きます。

(JAZZ) Candy Dulfer「Big Girl」

time 2016/10/05

キャンディ・ダルファーは、オランダ出身のアルトサックス奏者です。
ジャンルはスムース・ジャズやフュージョンの括りに入れられることが多いですね。

彼女の父親が、日本でもCM曲によく使われたことで有名なダルファー(ハンス・ダルファー)で、後に「Dulfer Dulfer」という共作アルバムも発表しています。

今作は彼女の3rdアルバムにあたります。

ジャケットの写真がやや時代を感じさせ、1996年ってそんな昔だったっけ?と感じさせます。

内容について、まず父のダルファー氏のアルバムはテンポが速くにぎやかな楽曲が多く、自室でゆっくり夜に聴く感じではなかったので、娘さんの方はどうだろうかと少し不安だったのですが、実に聴きやすいスムース・ジャズです。

しっとり系ではなくて元気が出るタイプですが、テンポが中くらいであるために落ち着いて聴く事ができますね。

アルバムのそこかしこにラップやヒップホップの要素も取り入れており、ノリのいい楽しいジャズが展開されます。
「I’ll still be up looking to you」ではゴスペルのようなコーラスが入り、サックスのソロと相乗効果で盛り上げています。

比較的安価で入手しやすいアルバムですので、ジャズ初心者の私でも(価格の面で)安心して買うことができました。

個人的にはデイヴィッド・サンボーンがゲスト参加している「Wake me when it’s over」や、96年ごろの空気が感じられる「September」が好きですね。

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