なくしたものを探して〜とりあえずやってみました

体験主義で、実際に体験した内容と、実はよく知らないので人に聞くのが恥ずかしい、という内容について調べてみたことをもとに書きます。

「そりすべり」という曲は凄い

time 2019/12/15

クリスマスの時期になると、それに関する曲を聴きたくなるものです。例年は邦楽や洋楽でそうした曲を選んで車や家などで流していたものですが、子どもが生まれてからは童謡や子ども向けの曲を聴くことが多くなりました。

そんな中で子ども向けクリスマスソングのオムニバスCDを買って聴いています。「あわてんぼうのサンタクロース」「ウィンター・ワンダーランド」など、メロディーに聞き覚えがある曲があって楽しいです。

そして今回話題にする「そりすべり」という曲が入っていることがありました。
タイトルからはなんとなく、昔からある「たきび」「もみじ」といった童謡や唱歌のような、ややスローテンポで日本の原風景が目に浮かぶような楽曲を想像させられます。
ですがかなりテンポが速いことにまず驚きます。そしてメロディーの変化が激しすぎます。童謡とは一線を画す楽曲で、初めて聴いたときに仰天したことを覚えています。

この曲はアメリカの作曲家であるルロイ・アンダーソンによる管弦楽曲です。原曲を「Sleigh Ride」といいます。「Sleigh」は日本語で「そり」という意味ですから、原曲を日本語にすると「そりに乗ること」みたいな意味ですね。まあそのまんまです。

冬杜花代子さんという方が訳詩をつけています。こちらも単語が次々と連なっており原曲の勢いを殺していません。私が聴いたのは神崎ゆう子さんが歌うバージョンで、この方は16代目のうたのおねえさんです。

この曲はかなり難易度が高く、例えばカラオケで歌おうと思っても相当難しいと思います。転調しているのももちろんですが、なんでこう動くのかというような、私では予想もできないような突飛なメロディーが出てきて、音程を合わせるだけでも一苦労でしょう。そう感じたメロディーは日本語では「暖炉ではくるみ跳ねて」の部分。神崎さんはよく歌えているので凄いですね。
他の海外の方が歌っているのも聴いてみたのですが、そちらだとこの箇所はそれほど意外な感じもなかったので、神崎さんのバージョンはアレンジの妙だったのかもしれません。

こうした子ども向けの歌としてのアレンジもありますが、吹奏楽やジャズアレンジなど幅広く親しまれている楽曲のようです。冬の雪が舞っているようなキラキラとしたメロディーですので私もお気に入りになりました。

ちなみに私が買ったCDというのは以下の「メリークリスマス こどものうた」です。

 

sponsored link