2021/06/13
価格 | 825円~ |
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Contents
概要、解説
ミッフィーが主役の知育系絵本です。講談社から出ているので「ミッフィー」呼びです。福音館書店から出ている本では「うさこちゃん」になります。
表紙がすでに設問になっていますね。流れ星に乗っているミッフィーが中心におり、舌の4つの絵からこれと同じ絵を探してみようという趣旨です。「みつけたら ゆびで さして おしえてね!」と書いてあり、子どもに同じ絵を指さしてもらうことで進んでいきます。
絵はお馴染みの絵柄です。動物の絵が多めに思えますが、これはブルーナの他作の絵と同じですね。象なんか他の本でもほとんど一緒です。それだけ完成した絵なのだろうと思いますが。
個人的にはかたつむりの絵は明らかに実物と違うだろうと思って腹が立ってきます。
動物以外はミッフィーちゃんの服関係だったり、ミッフィーちゃんの遊びだったり友達だったりという絵も多く、とにかくミッフィーが描かれていればいいという子どもならば喜べます。他は果物とか身の回りのものとかのページもあります。
うちで使用してみての感想
この本の趣旨は、例題と同じ絵のものをいくつかの選択肢の中から発見することです。ですが子どもにこれをやってもらおうとすると、趣旨を理解させなければならないのですが、これが結構難しいものです。
「こっちのページのこの絵は、そっちのページのこの4つの絵のどれと一緒?」という感じで子どもに聞いてはみるのですが、まずこの質問の意味をわかってもらえません。ケーキの絵があれば「ケーキ!」と言いますし、牛の絵があれば「うし!」と言ってくるわけで、隣のページで同じ絵を探すまでにたどり着けません。
そんなわけで2歳前半ぐらいまでは、描かれている対象の名前を言ってもらうという使い方になりました。以降はもう本来の使い方ができましたが。
大半は問題ないのですが、ミッフィーの交友関係で友達などが4人出てくるページは異色です。ポピーとかボリスとかのキャラクターは最近テレビで出てきてますか?少し馴染みがないですね。私は昔にポピーさんが主役の回を見たことがあって、ポピーさんというとかなり自分の中でメジャーなキャラなのですが、最近知ろうと思ったらあまり手段がないですね。
同じページにはアリスおばさんもいますが、最後の1人が「ひつじ」。服を着ています。名前がないんですか。しかも次のページは動物が描かれており、その中にもひつじがいるんですよ。全く外見は違いますが。
ミッフィーちゃんの友達のひつじと、動物扱いで一線を引かれた扱いのひつじ。これらの違いはどこにあるのでしょうか。ディズニーでグーフィーとプルートを隔てているものは何なのかというのと同じような概念の違いがあるのだと思います。