2021/06/13
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「だるまさんの」の特徴
人気のシリーズで「だるまさん」が登場します。
かわいらしい丸っこい絵柄のだるまさん。表紙の絵ではめがねをかけています。
めがねをかけると強調されるところはどこかというと、「目」ですね。
このように今作ではだるまさんの身体の部分がクローズアップされていきます。
楽しみ方について
文章量が少ないためにかなり小さい子ども向けだと思います。
3歳を過ぎるとたまに開くぐらいになってきますね。
ページをめくる前に、体のどこの部分かを考えさせておいて、めくってみると割とインパクトのある絵が待っていますから、それだけでも楽しめます。
「め」もそうですが、「だるまさんの て」「だるまさんの は」といった形で何か一文字の身体の部位が選ばれています。
見開き2ページで「だるまさんの」と前フリがあり、ページをめくって次の見開きで「め」などの紹介が入るわけです。
子どもと一緒に使ってみたら…
当時通っていた保育所にもこの絵本があったらしく、子どもが「だるまさん」について言及していたのが購入のきっかけでした。
買って子どもにあげると、やはり見覚えがあったためか喜んでいました。
覚えやすい内容であるためか、何回か読み聞かせを行うと子どもの方で内容を覚えました。
人形を数体連れてきて、子どもから人形に向かって読み聞かせをやったりしています。
保育所の先生方の真似でしょうけれど微笑ましいです。
文章を覚えていなくても、だるまさんの本を読めば言うべき内容が思い出せるのがいいですね。
本来のだるまにはなさそうな身体の部位も、だるまさんにはあることになっていて紹介されます。最後には「あったっけ?」とセルフの突っ込みが入りますが、その前の「だるまさんの け」というのもそもそもあったのかという話です。達磨大師にはあったでしょうが。
「だるまさんの」 良い点
短いのであっという間に読み聞かせも終わりますが、毎回インパクトある絵が入っているので子どもも欠航満足してくれます。
また「だるまさんの」と書きましたが実際は「だ る ま さ ん の」ぐらいの読み方でもいいと思います。
絵でもだるまさんが分裂したかのようにたくさん描かれていて、1文字に1体と対応していたりします。
最後のだるまさんにしっぽがついているくだりはオチとしてはいいのでしょうが謎ですね。
どう解釈すればいいのでしょうか。
人気の作品ですが「だるまさん」シリーズは3作のみのようです。
作者のかがくいさんが亡くなられているために続編が出ないのが悲しいです。
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