2021/06/13
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Contents
概要、解説
主人公であるマリちゃんという女の子が3歳になったのを機に幼稚園へ行き始めるという話です。近所の幼稚園からお誘いの手紙が届き、体験入園をしたことで雰囲気を掴みます。楽しみに感じたのか、周囲の人たちにももうすぐ幼稚園に通うことを伝えて回っています。
そしてお誘いがあった2つの幼稚園のうちのどちらかを選んで通うことになるのでした。
用途としては実際に幼稚園に通うことになった子どもへ、幼稚園とはどんなところかを教える本ということになるでしょうね。本書では特色のある2つの幼稚園の様子がわかります。なんとなく友達がたくさんいて楽しそうと思ってもらえれば意義があります。
マリちゃんが純粋に幼稚園へ行くのを楽しみにしているあたりは微笑ましくていいですね。
一応入園前に保護者を含めての園側との面談があり、その様子も描かれています。自分や両親の名前を先生に言えたりするわけで、こういうことを聞かれるのかとシミュレートもできました。お受験ではないので身構えなくてもいいとは思いますが。
途中で知り合いになった男の子が「大きな木の幼稚園」に行くというので、マリちゃんもそれに流されるかのように同じ幼稚園を選ぶという展開はそれでいいのかとちょっと思いました。送り迎えする親の思惑とかあると思いますし。
うちで使用してみての感想
ちょうどうちの子が幼稚園へ行くことが決まったタイミングで、私の両親が買い与えてくれたものです。これによって子どものモチベーションが上がってくれることを期待していたと思われます。
実際に幼稚園に行く前に読み始めることができて、多少なりとも幼稚園に興味を持つきっかけにはなったのではないかと思います。何かしら楽しいことがありそうとか、友達がたくさんできそうとかの面でポジティブな感情を植え付けてくれます。保育所から転園だったもので心配していました。
幼稚園に通い始めてからもたまに子どもからのリクエストで読み返すことがあります。家でも幼稚園のことを思い出しているのでしょうか。
マリちゃんは話の中でパパも一緒に幼稚園に行こうと誘ってくれますが、パパの方は仕事があるので行けないと難色を示します。うちの子も私を誘ってくれないかと思いましたが、特にそういうことはありませんでした。お迎えに行くと喜んでくれることはあるのですが。