なくしたものを探して〜とりあえずやってみました

体験主義で、実際に体験した内容と、実はよく知らないので人に聞くのが恥ずかしい、という内容について調べてみたことをもとに書きます。

絵本 きのしたけい・小沢陽子「だれのごはんかな?(しかけえほんシリーズ)

time 2022/07/10

sponsored link

概要、解説

表紙絵ではうさぎが干し草を食べていますが、このような感じで動物を中心にその主食を紹介している内容です。しかけえほんということで、ページをめくったりページ内の絵をめくることで展開していきます。

例えば最初にどんぐりが描かれて、これはだれのごはんかな?と問いかけられます。そして次のページを開くとりすが描かれています。これでどんぐりを食べるのはりすだということがわかるわけですが、さらにりすの上半身部分をめくれるようになっており、めくると「どんぐりをいただきまーす!」というセリフと共に、りすがどんぐりを食べている様子の絵に変わります。

視覚的に食べている様子が見られてわかりやすいですね。覚えるのにも役立ちます。
キリンの絵ではちょうど地面の方を向いていたキリンが、仕掛けによって絵が変わると本の上部をはみ出した部分で高いところの木を食べているという状態になります。これは仕掛けの利点を活かしていますね。

ページ内に仕掛けが入っているために本としては分厚くなっていますが、ページ数としては多くはありません。
対象年齢的には3歳以下かなと思います。絵が中心です。文章は少なめですね。

うちで使用してみての感想

何回か読み聞かせすると、ページをめくって答えを見る前の、食べ物が出てきた時点でどの動物が次に出るのかを当てられてしまうようになりました。次々と正解していくのを見ているのはストレスフリーなのでいいのですが、単なる確認作業になっている感もありますね。

魚を食べるのはこの本だとペンギンということになっていますが、実際にはペンギン以外も食べるわけなので、そこに子どもが疑問を感じたりするとなかなか説明に窮しそうではあります。うちでは特に食い下がってくることはありませんでしたが。

ライオンが食べているのは肉ですが、なかなか表現が難しいのかマグロの刺身のようにも見えます。あとカバの歯の色が濃くて、野菜と混じっているように見えますね。

最後は人間が出てくるという割とパターン通りの作りで安心感があります。題材が焼き魚定食なので、子どもが魚嫌いだったりするとまた説明が大変かもしれませんね。あと3歳未満の子だと、私たち人間、という概念がわかっていないかもしれません。

sponsored link

down

コメントする




CAPTCHA