2021/06/13
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Contents
・クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国のあらすじ
地球環境を守るためのエコ活動を呼びかける町長が就任し、みさえもそれに感化されてきた昨今。しんのすけが河原で拾って持ち帰ってきたドリンク剤を誤ってひろしとみさえが飲んでしまいます。2人は朝に目覚めると姿が動物に変化してしまっており、さらに怪しげな組織に身柄をさらわれてしまうのでした。
しんのすけはかすかべ防衛隊の友達を巻き込み両親を助けに組織のアジトへと向かいますが。裏では人類の動物か計画という恐るべき野望が蠢いていました。
・クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国の感想
家族愛やレギュラーの見せ場などがしっかりとある
エコを名目に人類を動物に変えてしまおうとする組織「SKBE(スケッベ)」が敵となります。この頃はエコ活動が世間でも盛んだったのでしょうか。あまり記憶にありません。ゲストで演歌歌手のジェロが登場。エンディング曲も担当しています。今となっては結構懐かしさがある人選です。当然のごとく彼が出てくる必然性もありません。
ひろし、みさえが早い段階で動物に変身してしまいます。ひろしが戦闘能力に欠けるニワトリになったのに対して、みさえはヒョウになったために俊敏さと攻撃力が身につきました。元々暴力的ではありましたのでさらに強くなりましたね。
しんのすけの友人達もウサギ、コウモリ、ペンギン、センザンコウに変身。戦闘や諜報の面でペンギン以外が活躍しており、ペンギンになってしまった風間君は役に立てず落ち込みますが、そんな彼も溺れかけた他のメンバーを救うという大きな見せ場が準備されていて、ひろし以外は一通り活躍があってバランスがよかったですね。
特にみさえは動物化してしんのすけとの思い出も忘れて襲ってきます。母から攻撃を受けながらも懸命に「かあちゃん」て呼びかける姿が健気。どうも自分が子持ちになると、子どもの目線ではなく親の目線で「クレヨンしんちゃん」を観るようになってしまい、みさえが記憶を取り戻すところなんかは泣きそうになりました。
エンディングは消化不良では
序盤から黒幕となりそうな怪しげな動きを見せていた新町長である四膳守(しぜんまもる)。彼がボスとして立ちはだかってくるのは予想通りではあります。終盤にはタイトル通りの野性の対決になってきますからそこはよかったと思います。
しかし話が解決してもいろいろその後が語られなかったり、謎のままだったりする事項が多いので少しすっきりしませんね。
四膳守は何かいい感じで家族円満な状態で退場しています。やってきたことはテロ活動ですから逮捕案件でしょうに。SKEBの構成員も特にフォローがありませんでした。
ヒロイン役のビクトリアは声優が後藤邑子さん。個人的に好きな声優なので今回の登場は逆にハラハラしました。頭がよくないキャラクターの役だったので特徴的なキャピキャピした声があまり不自然ではなかったですね。このビクトリアが支所から何をしていたのかさっぱりわからないのが不思議です。いきなりトラックを重火器で襲い、SKBEのアジトでロケットランチャーをぶっ放したり手榴弾を投げたり。破壊の規模的に死者が出ていてもおかしくありません。
なぜビクトリアが重火器の使用に慣れているのか、それだけの武器を調達する資金源は何なのかなどは全くわからずに話が終わります。最後はだいぶ駆け足で終わったように思いますね。
・気になるキャラクター
ひまわり
実は彼女も終盤に動物に変身します。変身した姿でいきなり登場するのですが、誰の変身なのか最初はわかりませんでしたが、一家の危機を救っています。
しんのすけは動物化して小さくなったのですが、ひまわりの場合は巨大化しており、底もどういうことなのかわかりません。説明もなし。