2021/06/13
価格 | 968円~ |
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Contents
概要、解説
人気の絵本作家、いしかわこうじさんの「かたぬきえほん」シリーズの1つです。このシリーズはどうぶつやのりもの、くだものややさいなど結構な数が出ていますね。
仕掛け絵本になっているのがポイントで、どういうことかというとまず見えるページは一つの色のみ。その真ん中の方に何かの生き物の目や口だけが描いてあるのです。そして隣は何かの型を抜いたページで、ここに何の生き物かの問いかけが書いてあるのです。足が8本の生き物は誰かとか。
そしてページをめくると、前のページの一色だったところが、次のページの型で区切られて生き物の輪郭が出現します。これで何の生き物だったのかわかるというわけですね。
まあ早い子どもの場合は問いの時点だったり、なんとなく目や口だけで何なのかわかってしまうこともあると思いますが。
各ページで色を変えているので見た目もカラフルとなっていますから、飽きずにページをめくっていく楽しみもあります。しょっぱなに魚が出てきて、あとはカニとかタコとかイルカとか、魚ではないものが多いですね。魚はタツノオトシゴとエイぐらいでしょうか。
うちで使用してみての感想
これは実家の方で買ってくれていた本で、しばしば祖父母が子どもに読んでくれていました。
うちの子は魚を始めとした海の生き物全般に興味を持っているようなので、この本にもなかなか食いついていましたし、結構何の生き物なのか理解できていたように思います。
輪郭がない時点でも、何の生き物なのか当てることができるようになりました。わかりやすい作りになっていて、子どもだけでも直感的に読み進めていけると思います。
前後に水族館に行くなどして知識があった方が楽しめる一冊であると思いますね。メジャーどころの生き物ばかりなのでどこかで目にする機会はあると思いますが。
ちなみにタコならoctopus、色なら赤はredという英語の表記もあるという、なかなか情報量がある一冊になっています。
もうちょっとマニアックな魚なんかがいてもよかった気もしますが、子どもが正解できないでしょうからこれぐらいが何度としては妥当ですね。唯一説明が難しかったのがタツノオトシゴでした。水族館でもっと時間をかけて見せてあげればよかったと思います。そもそも魚の一種であるということも子どもには理解されていないように思います。いつかわかるのでしょうか。