2021/06/13
価格 | 880円~ |
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Contents
概要、解説
円と擬音を中心に構成された絵本です。福音館書店から出ています。
作者の駒形克己さんはグラフィックデザイナーが本職とのこと。この作品は計算されたであろうカラフルな色使いで円がいくつも描かれています。
円の中には穴が開いていて、次のページや前のページとつながるような仕掛けもあります。
この本はテレビ番組で紹介されて話題となったそうです、私は未視聴でしたが妻はその存在を知っていました。
騒いでいた子どもも、この本を読み聞かせすると注目して静かになるという話もあるみたいです。
対象年齢は0~2歳ぐらいまでのようです。0歳からも読めるようにと考えるとやはり文章量は少ないですね。「ごぶごぶ」「ぷーん」「ざわ」などの擬音。円は描かれているだけですがなんとなく動きを表現しているかのようにも思えます。
また円を組み合わせることでいくつもの泡や1つのあぶくを見せているようにも思え、なかなか奥が深いですね。
うちで使用してみての感想
妻が育休を取っていたのですがその際に読み聞かせたりしていたようで、私が読むよりも早くうちの子どもがすでに1人で開いて読むようになっていました。
実際に騒いでいたりしたときにこの本を読んだら静かになったのかは知りませんが、今でもたまに読んであげたりすることはあります。やっぱり子どもは図形が好きなのかおとなしく絵を見ていてくれますね。
うちの子は「しー」と書かれているところが得意らしく、「ごぼごぼ」とかは言わないのですが「しー」だけはこのページを開いたらしっかり言えるようになりました。
本に開いている小さい穴に指を突っ込んだら危ないかもとか、そこから破れるんじゃないかと思うこともありましたが、意外とうちの子どもは穴自体に指を入れていないようですね。他のご家庭ではいかがでしょうか。
本自体はかなり計算されているのだろうとは思うのですが、これぐらいの内容なら自分でも絵本とか書けるんじゃないかと根拠のない自信を私に芽生えさせかけた1冊でもあります。結局何も書けそうもないですが。