2021/06/13
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概要、解説
子ども用の書籍を数多く世の中に送り出している、福音館書店の童話です。定額で定期購読の形で家に送られてくるという販売方式をやっており、その中の1冊です。年齢層ごとに新作絵本を毎月届けてくれるというわけですね。1冊あたり400円ほど。
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この定期購読の本はペーパーバックの様式でカバーはなく、比較的薄いので数をそろえやすいですね。うちではこの定期購読はしていなくて、たまたま入手した1冊でした。
作者の白川三雄さんは調べてみたところかなりベテランの作家で、今作のように文も絵も自作される場合もあれば、文章は他の作家が書いて、絵をご担当されることも多いようですね。「西遊記」とか「三国志」の絵も描かれていました。
この本の内容は豚の親子がどこかへ出かけていくのですが、その道中で犬の親子や猫の親子、にわとりの親子に出会うという話です。それぞれの子どもの方だけが豚の親子にくっついてきて、一団となってどこかへ向かっていきます。
うちで使用してみての感想
これは対象年齢が2歳ぐらいからなのですが、うちでは1歳半ぐらいから読み聞かせていました。多分内容は理解できてはいないと思います。
ですが猫の親子が出てくるところを読んで猫に指を指したら、「にゃんにゃん」と言葉を発しましたので、何が登場したかはわかってくれているようでした。
さて今作は、最終的に豚の親子達がどこへ行くのか、終盤までわかりません。ネタをばらすとあるところへ遊びに行っているのですけれど、私が初めて読んだときはそれがわかるまでちょっとハラハラしました。
豚は自分たちの家族ですからどこでも行けばいいですが、途中で犬の子どもや猫の子ども、にわとりの子ども(ひよこです)が次々と仲間に加わって結構な人数の一団となっています。
よその子どもを引率していることになるわけで、ヤバい絵本の場合はこのまま他の子どもを連れたままどこかへ消えていくという展開もあり得るのですが、幼児向けだからまあ大丈夫だろうとか途中で思っていました。
実際に楽しい雰囲気のままで幕を閉じます。
いろいろな動物が出てくるのが楽しい一冊です。