（JAZZ） Manhattan Jazz Quintet「Manhattan Jazz Quintet」

マンハッタン・ジャズ・クインテットですね。
全然知らなかったのですが、このManhattan Jazz Quintetは、日本で企画されて結成されたプロジェクトなのですね。

ですので日本ではヒットを飛ばしているということで、日本向けだから目論見通りだったのだなあと思うわけです。

手元にあるこのCDのジャケには、「スイングジャーナル誌選定ゴールド・ディスク」「84年度ジャズ・ディスク大賞金賞」の文字があります。

権威が付いたのが先か実力が認められたのが先かはわからないのですが、25年以上も活動を続けているのは実力と支持があるからなのでしょうね。

全6曲中、オリジナルが2曲。
私の場合は前提知識が乏しいため、Jazzのスタンダードナンバーですと言われても、元の曲を聴いたことがなかったりすることが多々あります。

そんなわけでほとんどの曲を新鮮に聴けたのがいいのか悪いのかわかりませんが、基本的には聴きやすいアルバムです。

「Milestones」だけは聴いたことがあって、この曲はMiles Davis、Herbie Hancock、The Great Jazz Trioと聴き比べる事ができました。
挙げた3組に比べて少しゆったりとしたペースなんですね。

そのほか、テンポの速い曲、ゆっくりした曲と様々ですが、演奏に破綻がなく安心して聴いていられます。
しかし「Summer Waltz」の前半の音が小さすぎてなかなか聴こえないというのは、アレンジによるものなんでしょうけれど、もうちょっと音量上げてほしかったですね。