2021/06/13
Gerry Mulligan ジェリーマリガン / Dragonfly 輸入盤 【CD】
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なんか美しいような、でも単にトンボだし、そうでもないようなジャケットが印象的な、ジェリー・マリガンの1枚です。
ジェリー・マリガンはニューヨーク生まれのバリトンサックス奏者です。
チェット・ベイカーらとピアノレスカルテットを結成したりして、ウエストコーストジャズにつながっていったそうです。
というのを本とwikipediaを見ながらまとめて書こうとしていたのですが、wikiの方は澤田俊祐監修「面白いほどよくわかるジャズのすべて」(日本文芸社)の該当ページと似通っています。
しかしこの「面白いほど~」の後ろの参考文献で、wikipediaも参考にしたとか書いてあるので、もはや卵が先か鶏が先かみたいな話になってきます。
さて、このCDは今はもう閉店してしまった古本屋の輸入盤コーナーにて見つけて購入しました。
全く知識もない頃で(今もあまり変わりませんが)、ジャケットの右上にJazzの文字がなかったら買ってなかったかもしれません。
そんな感じでしたが買って大正解。これが落ち着いた雰囲気でよいのです。
6分越えの曲が半分以上であり、長尺曲が多いですね。
夜景を見ながら聴くような、情感あふれる曲の連続で、お酒がほしくなります。
全体的にダウナー系で仄暗さが潜んでいます。暗い部屋で紫煙をくゆらせながら聴くとムードが作れるでしょう。そんなアルバムです。
思うに私がジャズに求めているのはこういうアルバムですね。