なくしたものを探して〜とりあえずやってみました

体験主義で、実際に体験した内容と、実はよく知らないので人に聞くのが恥ずかしい、という内容について調べてみたことをもとに書きます。

(JAZZ) Gerry Mulligan Quartet「Dragonfly」

time 2016/05/19

なんか美しいような、でも単にトンボだし、そうでもないようなジャケットが印象的な、ジェリー・マリガンの1枚です。

ジェリー・マリガンはニューヨーク生まれのバリトンサックス奏者です。

チェット・ベイカーらとピアノレスカルテットを結成したりして、ウエストコーストジャズにつながっていったそうです。

というのを本とwikipediaを見ながらまとめて書こうとしていたのですが、wikiの方は澤田俊祐監修「面白いほどよくわかるジャズのすべて」(日本文芸社)の該当ページと似通っています。

しかしこの「面白いほど~」の後ろの参考文献で、wikipediaも参考にしたとか書いてあるので、もはや卵が先か鶏が先かみたいな話になってきます。

さて、このCDは今はもう閉店してしまった古本屋の輸入盤コーナーにて見つけて購入しました。
全く知識もない頃で(今もあまり変わりませんが)、ジャケットの右上にJazzの文字がなかったら買ってなかったかもしれません。

そんな感じでしたが買って大正解。これが落ち着いた雰囲気でよいのです。

6分越えの曲が半分以上であり、長尺曲が多いですね。

夜景を見ながら聴くような、情感あふれる曲の連続で、お酒がほしくなります。

全体的にダウナー系で仄暗さが潜んでいます。暗い部屋で紫煙をくゆらせながら聴くとムードが作れるでしょう。そんなアルバムです。
思うに私がジャズに求めているのはこういうアルバムですね。

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