2021/06/13
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・いびきをかいている人は多いようです
本を読んでいるとなかなか驚くことが書いてあったりします。
曰く、男性の2人に1人はいびきをかいているらしいですし、いびきをかく男性の30%は睡眠時無呼吸症候群であるらしいです。
ということは、この計算通りだと男性の15%は睡眠時無呼吸症候群ということになるわけです。
多いような少ないような数字ですね。本当かどうかはよくわからないのですが。
今回はいびきを放置しておくと、病気の危険があるということについて書いていきます。
・睡眠時無呼吸症候群とは?
まず、先ほどの「睡眠時無呼吸症候群」とはどういうものについてお話しします。
略称をSAS(=Sleep Apnea Syndrome)といいますが、40代から患者が増えており、以下のどちらかを満たすことが定義とされています。
・7時間以上の睡眠中に10秒以上続く無呼吸が30回以上ある
・睡眠1時間に無呼吸が平均5回以上ある
特に太った男性に多いと言われますが、やせ型の人でも顎が小さい人は発症の可能性が高いです。
いびきとの関連について。
まず規則正しいいびきの場合は、あまり呼吸が妨げられていないということになるので、睡眠時無呼吸症候群の心配はさほど大きくありません。
しかし不規則ないびきである場合は、呼吸がしばしば止まっていることになります。
これは睡眠時無呼吸症候群が発症している危険があります。
睡眠時無呼吸症候群に陥った場合、身体が酸素不足となります。
そうなると心臓や全身の血管への負担が通常より大きくなり、高血圧、高脂血症(=血液の中の脂肪分の濃度が異常値となる)、糖尿病を発症する危険が高まります。
肥満体の方の場合は、動脈硬化が進行して脳梗塞、虚血性心疾患(心筋梗塞など)、脳出血などの重篤な症状につながりかねません。
いびきで目が覚めたり、家族からいびきについて指摘された方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性を念頭に置いて、いびきを放置せずに専門医の診断を受けたり、生活習慣の改善を目指していきましょう。