2021/06/13
春一番も吹いて、だんだん気温が上がってきて雪も溶けつつある今日この頃です。
春にはなんとなく晴れた日の空のような、近所の散歩にでも行ってみようかなと思えるような、
どことなくポカポカとした陽気を感じられる曲が聴きたくなってきますね。
そんな曲を選んでみました。
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川本真琴「桜」
これを書いている2016年、狩野英孝さんとの交際報道が出たかと思ったらすぐ破局報道が出たりと、予想外の形で知名度が復活した川本真琴さんです。90年代後半にデビューした当時の彼女は可愛かったんですけれど、今でも面影はありますね。
さて、ハネるようなイントロから始まるこの「桜」はシングルの順番で行くと「1/2」の次で、なかなか売れた曲です。
早口気味なボーカルも当時の勢いが残っていて、聴いている方も楽しい気分になってきます。
収録アルバムは『gobbledygook』。「ピカピカ」「微熱」などシングル5枚収録で割と豪華なのですが、シングルのリリース間隔自体が空き気味だったのもあって、1stアルバム『川本真琴』ほど商業的な成功とはいきませんでした。それでも当時の空気を感じられる良いアルバムです。
gobbledygook [ 川本真琴 ] |
エレファントカシマシ「桜の花、舞い上がる道を」
「今宵の月のように」で大ブレイクを果たした彼らの36枚目のシングルです。
ウコンの力のCMタイアップがついて好セールスだった「俺たちの明日」以降、再びオリコン上位まで顔を出すようになった時期にリリースされました。
エレファントカシマシらしい、すこしやさぐれた心境を穏やかなメロディーで語りつつも、人生を花になぞらえて「再び咲かせよう」と前向きになったところで感動のサビへとたどり着きます。
花びらの舞う中で熱唱するVo.宮本さんが印象的なPVも見どころ。
収録アルバムは『昇れる太陽』。シングル曲以外も充実したアルバムでしたが、宣伝で出演したラジオ番組でDJとひと悶着あったことも話題となりました。
昇れる太陽 [ エレファントカシマシ ] |
フラワーカンパニーズ「春色の道」
キャリア25年を超えるベテランバンドで、根強いファンを持つことで知られています。「深夜高速」で一気に知名度が上がりましたが、いい曲はたくさんありますね。
優しいギターの音色で始まるこの曲は「なまけたりして過ごしてる~」と等身大の歌詞で穏やかな日々を歌っています。
どうして心を打つのか説明しづらいのですが、何度聞いても涙が出そうになります。
まさに春の道を散歩しながら聴きたい曲です。
収録アルバムは『俺たちハタチ族』と、その後のベストアルバム『ヤングフラワーズ』。『ヤングフラワーズ』の方ではトリを飾る楽曲に選ばれています。
俺たちハタチ族+9 [ フラワーカンパニーズ ] |
19「蒲公英 -たんぽぽ-」
19は活動期間は1998年から2002年と長くはなかったものの、「あの紙ヒコーキくもり空わって」「すべてへ」などの大ヒットで鮮烈な印象を残した2人組フォークデュオです。
私なんかはちょうど活動期間が中学・高校のど真ん中の世代ですから、思い出深いですね。
「蒲公英 -たんぽぽ-」は彼らのラストシングルで、現在に至るまで復活は実現していません。
どことなく卒業や旅立ちを想起させる歌詞となっており、時期とも合った感動的な楽曲と言えるでしょう。
サビのハモリも好きなのですが、カラオケでどちらが主旋律かわからず混乱したことがあります。
収録アルバムはベストアルバムの『19~すべての人へ』。他のベストアルバム『19 BEST●春』にはバージョン違いが収録されています。
19〜すべての人へ [ 19 ] |
Ricken’s「桜涙」
まずRicken’sとは誰だ?と思われる向きが多いと思います。
元MOON CHILDの佐々木收さんと、元The Kaleidoscopeの石田匠さんにより結成された2人組のユニットです。2人ともボーカルとギターを務めます。
6枚のシングルと4枚のアルバム(うち1枚はLIVE盤)をリリースして活動休止したものの、その後もちょくちょくライブを行っている様子。
ミドルテンポの本作は、春らしい優しさに包まれるような穏やかな楽曲です。
ツインボーカルだけにハモリが多く入っているのが嬉しいですね。
収録アルバムは『JAM』。初回限定盤はPVと楽曲解説のDVD付でした。
【中古】 JAM(DVD付) /Ricken’s 【中古】afb |
サザンオールスターズ「彩 ~Aja~」
言わずと知れたサザンです。
大ヒットした曲が数々あって夏の曲の印象が強いのですが、この「彩 ~Aja~」は春のラブソング。
「涙の海で抱かれたい」と「君こそスターだ」の間のシングル曲ということもあって、少し前後の曲より印象が薄いのかもと心配したのですが、オリコン1位獲得と、かなりヒットしていましたね。
春の陽が照らすような穏やかな曲です。サビのハモリが心地よい。
それでも歌詞に「海」や「砂浜」が出てくるのがサザンらしくもあります。
収録アルバムは2枚組の『キラーストリート』。
キラーストリート(リマスタリング盤) [ サザンオールスターズ ] |
ZIGZO「splash!」
ヴォーカルが元MALICE MIZER、ドラムが元L’Arc〜en〜Ciel、ギターとベースが元BY-SEXUALという、なかなか豪華なメンバーで結成されたZIGZO。
パワフルな演奏と親しみやすいメロディーが魅力でした。
この「splash!」は彼らの3rdシングル。
春のポジティブなイメージが歌われています。
テンポの速いAメロBメロからうって変わって、ストリングスが入ってミドルテンポに聴かせるサビに突入します。
収録アルバムは『Add9 Suicide 』。一気に歴史を追うならばベストアルバムの『Got”S”and dis-Star-Best of ZIGZO-』が便利です。
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スピッツ「冷たい頬」
スピッツで春の曲と考えると、「チェリー」、「空も飛べるはず」、「春の歌」など、たくさんあるわけですが、なんとなくこの曲です。
いずれも名曲で、選ぶのが大変なぐらいですね。
さて「冷たい頬」ですが、優しさがあふれていて、私なんかは涙腺が緩んでくるような楽曲です。
昔ギターを覚えたての時に、高校の先輩と共に演奏した懐かしい思い出。
結構サビのキーが高くて難しいのですが、カラオケで歌おうとする人が多いのが少し不思議です。
収録アルバムは『フェイクファー』。
このアルバム自体が春の印象が強く、全体的にポカポカとした陽気のイメージがあります。捨て曲無しの名盤!
フェイクファー [ スピッツ ] |