2021/06/13
株を買っていたら株主優待と配当金がもらえる場合がある、というのを前述しました。
この配当金について、思いついた当時はいい考えじゃん！と一人で盛り上がったアイデアがありましたので、ここで紹介します。
先に言っておきますと、実現できなかったのです。
まず前提の話からいたします。
実はマイホームを買うことになりまして、詳しい金額は内緒ですが、頭金以外にローンを組んでの購入となりました。
ローン金額は仮に1,000万円ほどだったとして話を進めます。
ローンを組んで家を買う。よく聞く話ではあるのですが、実際にローンを組んだことがなかったのでお金の流れをよく知りませんでした。
今回の場合、お金の流れはこうです。
銀行 → 私 → 住宅メーカー
銀行が私に1,000万円を貸し、私が住宅メーカーに代金を支払うわけですね。
ここでポイントだと感じたのが、ローンを組んで銀行からお金を借りる手続きは8月に行い、実際に住宅メーカーにお金を払うのは11月だということです。
つまりお金を借りてから、それがなくなるまでに3ヶ月ほどあります。
そこで思いついたのが、
このローンで配当が出る株を買って、配当権利だけ取ったらまた株を売ればいいんじゃないか？
というアイデアです。
ちょうど9月末が入るので多くの銘柄の権利取り月でもありますし、配当利回りのいい銘柄はなんだっけと、ローン手続きをしている銀行の一室でほわわわーんと考えていました。
配当利回り5％だったら、税金引いて4％ぐらい得するかな。1,000万円全額購入に回したら、40万円ぐらいか。でも権利落ち日から値下がりしだしたらマイナスになるかもな。
と、こうやって絵図を描いてる時は楽しいものですね。
ですが最初に描いた通り、これは実現不可能だったのです。
説明します。
銀行から私へローンのお金を貸し付ける過程で、私は自分の既に持っている通帳にこの場合1,000万円振り込まれるのかと思ってたのですが、そうではありませんでした。
ローン用の通帳が、銀行側から別途用意されるのです。
そしてその通帳は銀行側が持っており、私が住宅資金以外の使途に持ち出す事ができないようになっているのです。あと利息も付かないそうです。
住宅メーカーへの支払いは、このローン用の通帳から振り込むという形を取ります。8月に作ったローン用通帳は、銀行預かりという形になりました。
いざ住宅メーカーに支払う11月。
私は銀行の一室で、行員に見守られながら実際に通帳を見つつ、振込用紙に金額とか振込先の口座名義や口座番号を書いていました。
ここで自分の証券会社の口座とか書いたらどうなるんだろうかとか、その時はもう諦めていて考えられませんでした。
ということで、今ではローン返済に追われる日々です。
結局は正規の流れどおりに物事が進みました。ですが物事において、何か工夫する余地がないかと考えるのは無駄ではないと思いますから、今後もこうやってアイデアを出せればいいと思います。
