2021/06/13
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レビューがあった方が売れ行きがよくなるのでは
思い立ってからは意外なほど早く電子書籍を出版したはいいものの、なかなか購入してくれる人は増えません。
Kindle Unlimitedで読んでくれる人も、出版後1ヶ月もしないうちにいなくなってしまう始末。
これが紙の本ならば返本・絶版となっているレベルで売れ行きが悪いと言わざるを得ませんね。
電子書籍なのでとりあえず返本されることがないのが救いですが。
たまに無料期間を設けて、その際に数冊がダウンロードされているのは確認できるのですが、初めて出版したときほどのダウンロード数ではありません。細々としています。
ということで、宣伝をしてもっと自分の本を世に知ってもらう必要があると感じたわけです。
しかも労せずして広告効果を上げることはできないか。
ある日、好意的なレビューがあれば、興味を持って読んでくれる人がいるんじゃないかと考えました。
自分の本に★5つの評価をつけておけば、とりあえず購入まで行かなくてもサンプルをダウンロードしてくれたり、Kindle Unlimitedで読んでくれる人がいるのではないかと期待しました。
さっそく準備を始めます。何の準備といいますと、自分の作品のレビューを書く前に、他の方が書いた全く関連のない作品のレビューもいくつか投稿しておくということです。
つまり他の方が見たときに、私の作品にレビューしている人がいるとして、「このレビュワーは作者本人なのではないか?」という疑念を抱かれるのを避けるための処理なのです。自分の作品以外の本をレビューしておけば、いろいろレビューしている中の1冊だと見られてカモフラージュの効果がありますからね。
自分の策士ぶりに笑みがこぼれそうになりますが、実はこれ、ダメでした。
さて、知ってる人はすでに知っていることなのですが、上記の「自分で自分の作品にレビューを書く」という方法はガイドライン違反なのです。
Amazon.co.jp コミュニティ ガイドラインにはこうあります。
コミュニティの公平性を保つため、宣伝、販売促進、および勧誘(直接、間接を問わず)を含む、以下のような投稿や行為は禁止です。
ご自身(または親戚、親しい友人、仕事関係者や従業員)の商品やサービスについて、投稿する。
つまり、自分の本についてレビューを投稿するのは禁止されているのです。
実際にレビューを書いてみましたが、削除扱いになってレビュー欄に反映されませんでした。
自分以外の方の作品向けのレビューは反映されているので、やはりガイドライン違反で削除されたのでしょう。
この間の順序としては、
自分の作品にレビュー投稿→反映されない→もしかしてやってはダメだったのかと思い始める→ガイドライン確認→やはりダメだった→落ち込む
という流れでした。
うーむ、他の作品にカモフラージュでレビューを書いていたのは一体なんだったのかと思いますし(レビューの内容は真面目に描きました)、このような失敗を世間に後悔する形で書いているのもやや恥ずかしいものがあります。
電子書籍を始める方は気をつけてくださいね。
自分の本にレビュー書いてねと頼める人がいればいいのですが、私は交友関係が広くないので難しいですね。
本を書いた話は奥さんには内緒ですから、レビューを書いてもらう以前に電子書籍を書いていることも知られたくないですし。
あとは…幼いわが子のAmazonアカウントを取って、そのアカウントでレビューを書いてみましょうか。さすがにダメかなあ、止めときます。
さて、家族にレビューを書いてもらうことは違反ではありません。Amazonのヘルプを引用します。
友人や家族が投稿したレビューは削除されますか?
レビューの執筆者が友人である、ソーシャル メディア サイトで「いいね!」が付いているといった理由だけで、レビューが削除されることはありません。
この通りですが、こういう疑いを持たれたというだけでマイナスになりそうです。