2021/06/13
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冬にワイパーを上げておく理由
冬、雪が降ってくる季節ですね。
外に停めっぱなしである車にも、当然ながら雪が積もります。
雪が毎年振ってくる地域においては、駐車場に停めてある車のワイパーが上がっているのを見ることが非常に多いです。
都会の方からすると、珍しい光景なのかもしれません。何かの儀式か!?なんて初見で思った方もいるとか。
なぜ車のワイパーを上げておくのか、理由はいろいろあるようです。
ワイパーが寒さで凍ってしまって動かせなくなるからとか、ワイパーのゴムが凍ってしまって劣化の原因になるから、あるいは凍ったワイパーがフロントガラスに当たって傷がつくから、という理由を聞いたことがあります。
いずれもなるほどと思うような内容ですね。
ですが、私は真の理由はこれではないかというのを実体験から知っていますので、今回お伝えしたいと思います。
冬にワイパーを上げておく真の理由
私は大学時代に、ある深刻な状態に陥ったことがあります。
冬の間はほとんど車に乗らず、当時住んでいたアパートの駐車場に停めっぱなしでした。ワイパーも上げず。
住んでいたのが、現在住んでいるところよりも降雪の激しい地方でしたので、その間に車に雪が相当積もっていました。
久しぶりに晴れた日がありましたので、車に積もった雪をどかします。そしてエンジンをかけたところ、幸いなことにかかってくれました。
しかしワイパーが動かないのです。
スイッチを押せばウイーンウイーンと動くはずのワイパーが、微動だにしません。これには焦りました。
これでは雨の日雪の日に外出ができません。幸い晴れていたその日に、即自動車修理工場に電話して、直してもらうことにしました。
結局当日中に直してもらって事なきを得ました。
ワイパーが動かなくなったのは、雪の重みで車のフロント部分にある、ワイパーを動かすためのモーターからワイパーアームにつながっている機構が破壊されたからだと、修理工場の担当の方が教えてくれました。
どうも寝かせたままのワイパーの上に雪の重量がかかったことがまずかったようです。
これでおわかりでしょうか。ワイパーを立てておくのは、雪がワイパーの上に積もるのを防ぐためという理由があるのでした。
これ以降は、雪が積もるか積もらないか微妙な天気の時でも、極力ワイパーを上げるようにする習慣がつきました。
雪はたまに降る程度ですので、周りの誰もワイパーを上げていなかったりすると少し恥ずかしくもなりますが、ワイパーの故障でまた修理に出すような事態には陥りたくないのでした。